モミジ院長のリカバリー日記第131回「カメラ」
(続き)入江塾シリーズの中で、入江先生が強く話していたのが、「医学部受験の勧め」だった。そして、登場したのが『キミも医学部に行ける』という本であった。当時は「受験戦争」という言葉が流行するくらい、日本じゅう塾が乱立し、受験での結果を求める時代となっていた。そこで、塾の指標、進学校の指標となるのが「東大の合格者数」であった。関東圏だけでなく、地方でも東大志向は強く、成績が良ければ、まず東大を目指せ、という風潮があったと思う。関西圏には京都大学、大阪大学、中京圏には名古屋大学など魅力のある旧帝大があり、地元志向が強いかもしれないが、旧帝大のない地方に住む受験生にとって東大はやはり最も魅力的に映る存在であった。その時代に「医学部を積極的に勧める」ということは少し異端に感じた。「医者になりたいから医学部へ」というのは普通のことだが、「成績が同じなら東大ではなく、医学部を目指せ」という論を展開したのは入江先生が初めてのように思う。そもそも、大学と学部をごちゃまぜにして論じること自体、おかしいことではあるが、受験生にとっては深刻に悩む問題の一つでもある。当時、「脳」か「宇宙」のどちらの進路にするか悩んでいたのだが、どっぷりと入江先生の本にはまっていた自分は、しだいに医学部へ進もうという考えに固まっていったのであった。(続く)
テーマ問題「カメラ②」
問題 9 写真撮影の際にピントを固定するために用いる、手を触れずにシャッターを切る器具を何と言う?
問題10 カメラのフィルムを巻き取るために一定の間隔で開いている穴を何と言う?
問題11 ラテン語で「暗い部屋」という意味がある、映像を紙や硝子などの上に投影した道具で、現在のカメラの原型になったのは何?
問題12 24㎜×36㎜の寸法を持ち幅が35㎜のフィルムのことを、普及するきっかけとなったエルンスト・ライツ社の高級小型カメラの名前をとって「何判」という?
問題13 昭和26年、鈴木光学から発売されたライター型のカメラで、映画『ローマの休日』で重要な小道具として使われ人気を博したのは何?
問題14 1890年に世界初のポラロイドカメラを発明し、その正式名称に名を残しているのは誰?
問題15 カール・シュヴァルツシルト天文台のものが世界最大である、対面鏡と補正レンズを使った反射望遠鏡を、考案したハンブルク天文台台長の名前から「何式カメラ」という?
問題16 三脚の上に取りつけカメラを載せる台のことを、ある気象用語を用いて「何台」と言う?
正解【カメラ②】
問 9 レリーズ(正式には「リモートレリーズ」という)
問 10 パーフォレーション(「両目」と「片目」がある)
問 11 カメラ・オブスキュラ(日本では大槻玄沢の著書『蘭説辨惑』にて紹介。)
問 12 ライカ判(現在は「35㎜判」という)
問 13 エコーエイト(ジッポーに似た8㎜フィルムを使用したカメラ。画像が悪く、ほどなく販売中止となった)
問 14 (エドウィン・ハーバード・)ランド(1948年に発売された世界初のインスタントカメラ「ポラロイドランド95」)
問 15 シュミットカメラ(ベルンハルト・シュミットの名前から。)
問 16 雲台(うんだい、英語で「pan head」という)
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ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2021/4/22 16:00 |
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