モミジ院長のリカバリー日記第97回
「世界遺産:複合遺産」
この日記ももうすぐ100回を迎えることになるが、以前書いた日記を紐解くときにテーマ問題が分からず不便を感じることがあり、今回からテーマクイズの内容をタイトルにつけることにした。あのテーマはいつ掲載していたのだろう、など自分でも分からなくなっていたが、これで安心。
今週は「世界遺産」をテーマとして取り上げてみたい。
元々、地理や美術が好きで、とくに世界遺産は大好物である。テレビやビデオでボーと世界遺産を眺めるのもいい。
10年以上前、所属する九州のサークルで「世界遺産」のクイズ企画をやってくれた友人がいたのだが、自分も頑張って「第2代クイズ神」の安藤君に次ぐ準優勝の結果を残せた。
その時、当時の世界遺産をクイズにまとめて対策したのだが、その後のサークル活動でも役に立っている。テーマを決めたクイズ大会というのは、得意であったらたくさん答えられて楽しいし、不得意であれば、弱点を克服するための勉強になるので僕は好きだ。
今日は世界遺産の中でもわずか39しかない「複合遺産」に焦点を当てて問題としてまとめてみたので、チャレンジしていただけたらと思う。
【今週のテーマ「世界遺産:複合遺産」】
地理の分野から「世界遺産:複合遺産①」
月・木で8問ずつ、難易度別に出題の予定。
(月) 初級 (木) 上級者向け
問題1 1911年、探検家のハイラム・ビンガムによって発見されたインカ帝国の空中都市遺跡で、1983年、ペルーの複合遺産として登録されたのはどこ?
問題2 1994年、複合遺産となったオーストラリアの国立公園で、アボリジニの聖地「エアーズ・ロック」が園内にあることで知られるのはどこ?
問題3 1985年、「ギョレメ国立公園」とともに複合遺産に登録されたトルコ・アナトリア高原にある岩窟群で、壮大な地下都市で知られるのはどこ?
問題4 1999年複合遺産に拡大登録された山「モン・ペルデュ」は、ヨーロッパの何という山脈にある?
問題5 2017年に登録されたインド初の複合遺産で、世界で三番目の高峰を含む国立公園はどこ?
問題6 1987年に複合遺産に登録された中国・山東省にある山で、道教の聖地である5つの山の一つとして知られるのはどこ?
問題7 世界有数のクレーター内の草原で暮らすマサイ族の文化的側面が考慮され、2010年に複合遺産として拡大登録されたタンザニアの保全地域で、マサイ語で「大きな穴」という意味のあるのはどこ?
問題8 オーストラリア大陸の南西240㎞に位置する島で、独特の生態系を維持し、アボリジニの壁画など文化的側面もみられることから 1982年に複合遺産として登録されたのはどこ?
正解【世界遺産:複合遺産①】
問1 マチュピチュ(正式には「マチュピチュの歴史保護区」。「ビルカバンバ」を探し求めていたビンガムが偶然発見した。現地の言葉で「年老いた峰」という。隣にそびえる「若い峰」はワイナ・ピチュ。)
問2 ウルル・カタジュタ国立公園(「地球のへそ」。(ウルル=)エアーズロックはマウント・オーガスタスに次ぎ、世界で2番目に大きい一枚岩、イギリスの探検家ウィリアム・ゴスが命名)
問3 カッパドキア(「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」として登録。「きのこ岩」「たけのこ岩」など奇岩群やキリスト教徒の作った地下都市が人気観光地)
問4 ピレネー山脈(イベリア半島にあり、登録範囲がスペインとフランスにまたがっている)
問5 カンチェンゾンガ国立公園(世界第3位の高峰は、標高8586mの「カンチェンジュンガ」であるが、登録された国立公園の名称は微妙に異なるので注意が必要。レプチャ人の集落が今も存在し、チベット仏教の伝来後も地域の文化が失われていないことから複合遺産の対象となった。)
問6 泰山(たいざん、泰安市にある標高1545mの山、ホラティウスの「泰山鳴動にして鼠一匹」の泰山とは関係はない。この場合は、「大きな山」のことを指す。)
問7 ンゴロンゴロ(保全地域、隣の「セレンゲティ国立公園」や人類発祥地として知られる「オルドヴァイ渓谷」が有名)
問8 タスマニア原生地域(タスマニアデビル、カモノハシ、ウォンバットなど固有種が多くいる。タスマニアタイガーは絶滅した。)
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
---|---|
掲載日時 | 2020/12/21 16:00 |
クイズに関するニュースやコラムの他、
クイズ「十種競技」を毎日配信しています。
クイズ好きの方はTwitterでフォローをお願いします。
Follow @quizbang_qbik