『このマンガがすごい!』で2年連続1位を受賞している作品は何?
宝島社が毎年年末に発売する『このマンガがすごい!』。
その中で2005年から毎年、様々な人物にその年に単行本が発売された漫画の中でどれをオススメしたいかをアンケートを取り、「オトコ編」「オンナ編」とそれぞれの部門のランキングを発表している。
その影響はすごく、ここで1位を取った作品は確実に売れる部数が増える。
毎年多くの新作漫画が発表され、人気の移り変わりが激しいこの世界、『このマンガがすごい!』で2年連続1位を取った作品がある。その作品とは果たして何か。
それは羽海野チカの『ハチミツとクローバー』である。
「2006オンナ編」では、矢沢あいの『NANA』、二ノ宮知子の『のだめカンタービレ』といった作品を抑えて1位に輝き、そしてその翌年にも椎名軽穂の『君に届け』や緑川ゆきの『夏目友人帳』などを抑えて1位に輝いた。
ちなみに『NANA』『のだめカンタービレ』は「2007オンナ編」にもベスト10に入っており、『君に届け』にいたっては「2008オンナ編」で1位に輝いている。
これらの人気作を抑えての2年連続1位、かなりすごい記録である。
羽海野チカは他に『3月のライオン』で、「2009オトコ編」で第4位、「2017オトコ編」で第7位に選ばれている。ずいぶん間が空いているのは、2016年にアニメが放送され、2017年には実写映画が公開されたことによる影響のようだ。
『3月のライオン』はまだ連載が続いている。展開によってはもしかすると今後1位になることもあるかもしれない。今まで「オトコ編」「オンナ編」の両方で1位を獲得した漫画家は一人もいない。果たしてこの大記録を達成できるであろうか?
このランキングは毎年12月に発表される。前回の「2020」の「オトコ編」の1位は遠藤達哉の『SPY×FAMILY』、「オンナ編」の1位は牧野あおいの『さよならミニスカート』である。『さよならミニスカート』は現在休載中ということで可能性は薄いかもしれないが、『SPY×FAMILY』に関しては2年連続1位がありえるかもしれない。今後、そのような記録に注目して見るのも面白いかもしれない。
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2020/11/29 16:00 |
京都在住。学生時代にクイズ研究会に所属したことで本格的にクイズを始める。2007年、クイズ作家となり、テレビやネットなど様々な媒体でクイズを提供。
幼少期に読んだ『コロコロコミック』の創刊号をきっかけに漫画にハマり、40年以上経った現在でも漫画を月に100冊近く読むほどの漫画好き。その縁から漫画やアニメ・ゲームといったジャンルの問題を多く作成しており、その数は2万を超えている。
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