アベコベガエルのオタマジャクシは…?
【イラスト雑学part.6】
今日は、南米に生息するカエル、「アベコベガエル」のお話。
体長5㎝、体の色は緑色、川や湖のような水辺に生息しているという点では、日本のアマガエルと似ている。
だが、この「アベコベガエル」には、他のカエルにはない強烈な個性がある。
和名「アベコベガエル」、英名「paradoxical frog」。
なにが「アベコベ」でなにが「paradoxical(矛盾的な・異常な)」というと…
(大方察しはついていると思うが…)
そう、とにかくデカイ。
どのくらいデカイかというと、成体の約5倍、25㎝以上になる。
数字で言われると伝わりにくいと思うが、想像してほしい。
あなたのスマートフォンの2倍近く、両手の手のひらからはみ出るサイズのオタマジャクシを…。
日本のアマガエルは約4㎝、オタマジャクシは2㎝くらいなど、通常のカエルは当然オタマジャクシのほうが小さい。
世界最大のカエルである「ゴライアスガエル」も、成体は約30㎝で約3㎏と超巨大だが、オタマジャクシは数㎝くらいだというから、いかに「アベコベガエル」が「アベコベ」か分かるだろう。
(ウシガエル系のオタマジャクシは10㎝を超えるらしいが、それは別のお話。)
「アベコベガエル」のオタマジャクシがここまで大きくて、成長するにつれて小さくなる理由については、分かっていないらしい。
大きいと他の外敵に狙われやすそうなものだが…ぜひ、謎の解明を急いでほしいものである。
掲載日時 | 2020/10/21 17:30 |
---|
1980年生まれ・神奈川県出身
編集プロダクション、映像制作会社勤務を経て、
2011年よりフリーランスのライター・イラストレーターとして活動。
近年は児童向け小説やコミックイラストにも携わる。
趣味はワインを飲むことと食品サンプルの収集。
クイズに関するニュースやコラムの他、
クイズ「十種競技」を毎日配信しています。
クイズ好きの方はTwitterでフォローをお願いします。
Follow @quizbang_qbik