よみもの|イラスト雑学
指切りげんまんの「げんまん」の意味は…?
【イラスト雑学part.2】
『指切りげんまん 嘘ついたら針千本飲ます 指切った』
子どものとき、こう歌って約束したことがある人は多いでしょう。
私も、「針千本飲ますなんて、痛そうだなぁ」と幼心に思っていた記憶が残っています。
さて、この歌詞の『げんまん』について、知っていますか?
実は…
『げんまん』、こっちもかなり物騒な言葉だったのです。
そもそも、この指切りのうた、出典は江戸時代の遊郭という説があります。
遊郭の遊女が、意中の男性に変わらぬ愛を誓うため、小指を切り落とし渡したことが『指切り』の意味とのこと。
私にはそのくらいの覚悟があるのだから、もし貴方が裏切ったら『一万回殴る』し『針千本を飲ませる』ぞ、という脅しが歌詞の意味です。
ただ実際は、何本も死体の小指を買っておいて、お金のありそうな客には「これが私の気持ちです」と渡すことでその客の心と財布を離さなかった…という経営戦略の場合もあったのだとか。
何にしても、守れない約束はするべきではないですね…。
掲載日時 | 2020/10/12 17:30 |
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イラスト
栗林 拓司
1980年生まれ・神奈川県出身
編集プロダクション、映像制作会社勤務を経て、
2011年よりフリーランスのライター・イラストレーターとして活動。
近年は児童向け小説やコミックイラストにも携わる。
趣味はワインを飲むことと食品サンプルの収集。
クイズに関するニュースやコラムの他、
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