モミジ院長のリカバリー日記第64回
(続き)1992年の頃、FNSやぎみあぶれいくなどの番組に挑戦している頃は、クイズの勉強も充実していた。半年に1度定期的に目標となる大会があることで、その半年間、クイズの勉強に打ち込めるのだ。
目標となるものが定期的に開催されることの素晴らしさは、最近(=2020年)で例えるなら、学生にとっての「abc」、社会人にとっては「勝抜杯」などがあげられるであろう。
逆に、目標となる大会を見失った瞬間、いったい自分は何をやったらいいのだろう、となり、しだいに楽な生活を覚え、勉強しない日々が続き、最後はクイズはもういいや、もうやめよう、となるのである。
それだけ、プレーヤーにとって「番組」「大会」は必要だと思う。
僕の場合、大会で活躍しようとかテレビに出たいとかよりも、
「以前できなかったことができるようになりたい」
というのが一番の目標点であったりする。
かならずしも大会ありきではなく、自分の力が伸びることに楽しさを覚えるタイプなので、大会で活躍するためにはあと300年くらいかかるのではないだろうか。(続く)
【今週のテーマ「難読漢字」】
文学の分野から「難読漢字①」
最近のクイズ番組『Qさま』『東大王』『ネプリーグ』などを観ていると、漢字問題は必ず登場する。森羅万象を素材とするはずのクイズがここまで漢字に占領されていいのかと言う気はするが、テレビでは避けては通れないし、実際に取り組んでみると深くて面白い。ということで、今週は「難読漢字」をテーマに取り上げてみたい。月・木で8問ずつ出題の予定。
(月) 難読(基本) (木) 難読(難)
問題1 「木偏」+「季節のつくり」を当てはめるとどう読む?
① 椿 ② 榎 ③ 楸 ④ 柊
問題2 「魚偏」+「季節のつくり」を当てはめるとどう読む?
① 鰆 ② 魚偏+夏はない ③ 鰍 ④ 鮗
問題3 「強」という漢字もいくつか読むことができる。それぞれ、どう読む?
① 強い ② 強か ③ 強ち
問題4 四字熟語(同じ漢字が入る)
① 諸説□□ (ヒント:いろいろな説が入り乱れる様子)
② 有□無□ (はっきりしないままにしておくさま)
③ 三□九□ (何度も頭を下げて頼みごとをしたり深く詫びを入れること)
問題5 「暦」に関する言葉。何と読む?
① 貝寄風 (ヒント:2月20日ごろに吹く西風のこと。)
② 初午 (2月最初の午の日。全国の伏見稲荷でお祭り)
③ 半夏生 (夏至から11日後の7月2日の頃をさす。1年のど真ん中)
問題6 次の地名、何と読む?
① 先斗町 (京都府)
② 国東半島 (大分県)
③ 狸穴 (東京都港区、かつてソ連大使館があった場所)
問題7 次の名作のタイトルは何と読む?
① 『笈の小文』(ヒント:松尾芭蕉が近畿地方を旅した時に記した紀行文)
② 『庭訓往来』(ヒント:寺子屋で使われた手紙文を集めた教科書)
③ 『三冊子』 (ヒント:服部土芳の俳諧論)
問題8 漢字三文字の植物の名前。何と読む?
① 女郎花 ② 燕子花 ③ 無花果 ④ 百日紅 ⑤ 紫陽花
⑥ 石楠花 ⑦ 公孫樹 ⑧ 万年青 ⑨ 蒲公英 ⑩ 仙人掌
正解【難読漢字①】
問1 ① つばき ② えのき ③ ひさぎ ④ ひいらぎ
問2 ① さわら ② × ③ かじか ④ このしろ
問3 ① つよい ② したたか③ あながち
問4 ① 諸説紛紛 ② 有耶無耶 ③ 三拝九拝
問5 ① かいよせ ② はつうま ③ はんげしょう
問6 ① ぽんとちょう ② くにさきはんとう ③ まみあな
問7 ① おいのこぶみ ② ていきんおうらい ③ さんぞうし
問8 ① おみなえし ② かきつばた ③ いちじく ④ さるすべり ⑤ あじさい ⑥ しゃくなげ ⑦ いちょう ⑧ おもと ⑨ たんぽぽ ⑩ さぼてん
ジャンル | モミジDr.のリカバリー日記 |
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掲載日時 | 2020/8/24 16:00 |
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