『SASUKE』で3大会連続
FINAL STAGE進出を達成した芸能人は?
TBS系列で放送の特別番組『SASUKE』。毎回オーディションを勝ち抜いた100人の挑戦者が、「鋼鉄の魔城」と形容される4STAGE制のアトラクションを己の肉体だけで攻略し、完全制覇を目指すという内容のスポーツバラエティ番組だ。元々は1997年に『筋肉番付』の1企画として開始したが、元となった番組が終了してからも単独番組として継続。現在では165の国と地域で放送される世界的な人気を得ており、制作元の日本でも2018年からは大晦日に『NHK紅白歌合戦』『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 絶対に笑ってはいけない〇〇シリーズ』等の各局を代表する人気番組と競う形で放送されるほどの知名度を持った長寿番組となっている。
過去37度の大会でこの「鋼鉄の魔城」に挑戦した人数はのべ3700人。そのうちFINAL STAGE進出者の数は39人と1大会に1人出るか出ないかの割合であり、ここまでたどり着くだけでも至難の業だ。
そんなFINAL STAGEに「3大会連続進出」を果たしたことがあるのは、後に第17回大会で完全制覇を達成することになる「最強の漁師」こと長野誠(第11回~第13回大会)と、もう1人「とある芸能人」の2人しかいない。では、その芸能人とは誰だろうか?
正解は「大森晃」である。「……誰?」と思うかもしれないが、これ実はピン芸人「モンキッキー」の本名。
少し上の世代の方々にはコンビ時代の「アニマル梯団」の「おさる」と言ったほうが伝わるかもしれない。
90年代半ばに『ボキャブラ天国』シリーズで人気を得た彼は、持ち前の運動神経を活かし『さんまのナンでもダービー』(テレビ朝日)などの体力系企画でも活躍。その一環として出場した『SASUKE』でもこの大記録を残したのだ。(なぜこの当時『SASUKE』や同時期に放送されていた共通スタッフの番組『スポーツマンNo.1決定戦』でのみ本名を使っていたのか、この機会に調査してみたが確かな情報を得ることは出来なかった。この点読者の皆様にはご了承いただきたい。)
ただし彼がこの記録を達成したのは第1回~第3回大会という最初期であり、当時と今とではエリアの内容が全く違うことから難易度を単純に比較できないため、もしも現在の最前線で活躍する挑戦者がその当時のエリアに挑戦したら簡単に達成できてしまうかもしれない、という可能性には言及しておきたい。
そんなモンキッキー、4歳の時から習っていた書道の腕を活かし、現在は書道家「宇都鬼(うっきー)」としても活動している。TVに出ることはめっきり少なくなってしまったが、新たな道での活躍にも期待したい。
【追伸】
今回のコラムで取り上げた人気番組『SASUKE』に関する知識No.1を決めるクイズ大会『SASUKE QUIZ WARRIOR』が9月20日に関東で開催予定とのこと。この記事を見て「俺も『SASUKE』好きなんだよ!」と思った方はぜひ出場を検討していただきたい。自分もスケジュールが合えば参加したいなあ……
(※編集部注 上記クイズ大会は2021年2月21日(日)に延期となっています。)
『SASUKE QUIZ WARRIOR』
公式サイト https://sasuke-quiz-warrior.jimdosite.com/
公式Twitterアカウント https://twitter.com/SASUKE_QUIZ
ジャンル | エンタメ・カルチャー |
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掲載日時 | 2020/7/11 16:00 |
『ボキャブラ天国』と同い年の1992年生まれ。
物心付く前からテレビとクイズが好きだったようで、両親いわく2歳の頃に『クイズ世界はSHOW by ショーバイ』のボードゲームを買ってもらい、暇があればひたすら「ミリオンスロット」を回していたという。
その後もテレビ・クイズへの熱は収まらず、学生時代には『全国高等学校クイズ選手権』『連続クイズ ホールドオン!』など視聴者参加型のクイズ番組に出場。
一度は一般企業に就職したものの、好きなことへの未練を断ち切れず、現職に至る。
8TBのHDDをテレビ番組の録画専用とし、ブルーレイディスクにダビングしたものを含めれば約5000時間相当の映像をストック。
現在もバラエティを中心に1日4~5時間をテレビ視聴に費やす生粋のテレビっ子。
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